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自分が自分自身であるという心地よさ、安心があります

もはや自己想起の他に逃げ場はなし

そうなって初めて人は真剣に自己想起に向き合います
少しでも逃げ道があるうちは、這いつくばってもそちらをめざすでしょう
まだ何かあるはずだ、逃げる方法があるに違いないと考えるのです

ですからこの道に入った者は、おそらく八方ふさがり四面楚歌
前も後ろも上も下も、もはや道無しの状況に置かれているかもしれません
そして不思議なほど道は開かれず、世間的な成功からは縁遠くなっているでしょう

眠っている段階で成功すれば、その享楽にすっかり溺れいい夢を見続けるでしょう
自身の眠りに気づかず、それが夢とも思わず、また夢だと薄々気づいても
そのままいい夢を見続けたいと願うことでしょう

艱難は罰としてではなく、目覚まし時計として起こります
面白おかしくうまくいっているうちは目覚めません、気づきません
誰もこの夢を終わらせようとは思わないからです

ですから自分で自分を追い込むことは大事です
眠った自分（マインド）が嫌なことは、本心にとっては目覚めのいい契機です
本心とマインドは正反対のことを望みます

そしてその道が正しい場合、しるしとして内側にしっくりくる感覚があります
享楽ではない深い安らかさがあります
自分が自分自身であるという心地よさ、安心があります


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