神社の本殿には天照大御神の像ではなく鏡が置いてあります。
「己自身を見よ、神は汝の内に在り」
そう語っているように見えます。
神道式に言えば「自己」とは神の分け御霊であり、神ご自身の分身です。
つまりすべての人の内には神なる分霊が宿っている…
すなわち、すべての人は神(神の子)であるということになります。
デカルトは目の内側の奥にある松果体に人間の魂が宿ると言いました。
松果体を通して人はこの世からあの世へと通じるとしています。
自己想起では松果体とそれにつながる視床付近に意識を照射し、
己自身に気づくことで活性化させ、覚醒へと至ります。
私たちは自身の本当の姿を忘れた「みにくいアヒルの子」であり、
自身の正体に気づいた者から白鳥として飛び立っていくのです。