「自己」に気づき、それとひとつになることが答えです
そして、ひとつになる方法は、ひたすらそれを想い起こすことです
しかし問題は、当初人間には思い起こすべき「自己」が存在しないことです
正確には「存在しているものの、機能していない」ということです
ですからまずは、半停止状態の「自己」を起動させる必要があります
起動させ、一定量「自己」の砦を築く必要があります
それを取っ掛かりにして、思い起こすことで「自己」を大きくしていきます
何もない太平洋に最初の噴火が起こり、そこを拠点に島ができていくようなものです
ひと度取っ掛かりとしての「自己」が機能し始めれば
あとは想起が比較的楽になります
(とは言え決して自動的には起こりません)
「自己想起」は最初に、思い出すべき「起点」を生み出す作業が最も困難なのです