通常、「自分に気づく」とひと口に言う場合
自分の姿勢や行為、動作への気づきを指しています
あるいは自分の思考や呼吸、感触など
自分の肉体に纏わる事柄に対してです
しかし、覚醒に至る気づきはもう一歩進めて
それらに気づいている「主体」自身への気づきが求められます
私たちの目の内側には、周囲のすべてに気づいている「意識」があります
しかし、私たちは「意識」自身には気づいていません
これが霊的な「眠り」であり、一般的な人類の在り方です
「気づき」に対する気づきが覚醒への鍵です
「自己」は眉間の奥、脳の中心にあります
眉間への注意を保つことは、その入り口にはなります
しかし、眉間の奥の「主体」への気づきを保つことは
さらにダイレクトな覚醒への力になります
この文字を目で追っている「者自身」への注意の反転です
「者自身」は純粋に「意識体」です