どんよりとした気分でベッドに横になった
目を閉じ内側に注意を向けた
しかし1時間は落ち込んだ気分が続いた
すべてに対してネガティブな気分だ
そのままさらに1時間、注意を意識の中心に向け続けた
ただひたすら自己、主体を意識し続けた
次第に雲が消散するように希望の光が差して来た
そして内側から笑いと明るい気分が込み上げてきた
この間、外から見ればひとりの人間が目を閉じ横たわり
ミイラのようにじっとしているのが見えただけだろう
だがミイラの内側では意識レベルに大きな変化があった
数値1から数値7まで意識の覚醒度が上がった
それにつれて気分も解き放たれた
変化に必要なことは「自己想起」のみだった