まずはこの画像をよくご覧ください。
美しい地球の彼方から太陽が昇ろうとしています。
次にこの写真を見ている者に気づいてください。
目というレンズを通して見ているあなた自身にです。
その存在は目の内側にいます。
その存在は普段は認識されることもなく、ただそこに在ります。
気づかなくとも常に存在しています。
もう一度、写真をよく見てください。
そして同時に目を通して見ているあなた自身に注意を向けてください。
覚醒とはあなた自身を認識し、それとひとつであることです。
外的世界に動じない中心が、目の内側から外をじっと見ています。
中心にとどまってください。
《あなたの行くところ、どこにおいても主を認めよ》
いつどこで何をしようと、目の内側から見ている主体を認識してください。
すべては主体の背景です。
主体のみが真実、これこそがあなたが何年も探し続けてきたものです。
しかしこの「青い鳥」は、一瞬目を離した隙にすぐに飛び去ってしまいます。
そしてあなたはまた「青い鳥」を探して外の世界を彷徨うのです。
実際はどこにも飛び去っていないと気づくまで。
現在、ウイルスの蔓延により世界は混迷を極めています。
しかし私たちの成すべきことはただひとつ。
「自己」を思い起こすことです。
中心に存在する主体への気づきと認識を保つことです。
むしろ外の世界で遊び惚けるのではなく、
内側に目を向け主体に気づく良い機会です。
幸せは外の娯楽にではなく、内側の「自己」にあります。
自己に対する気づきとその定着。
揺るがぬ中心の確立とそれの保持。
そしてそこから生まれる大安心こそが絶対の幸せです。
あとの幸せは一時のまやかしです。
「自己」に対する認識を強めることです。
「自己自身」が飛び去るのを許してはなりません。
そのためには常に見張り続けなければなりません。