人間は「自己」という最も大事な軸もないまま
その時々の風向きによって揺れるやじろべえのように
あっちへふらふら、こっちへふらふらと千鳥足で生きています
自分が何を求め、何がしたいのかも本当にはわかっていません
社会環境から吹き込まれた他者の観念を自分の信念にすり替え
何の根拠もない価値判断の基準に沿って刹那を生きています
まず自分の中心に揺るがぬ確かな軸を定めなければなりません
それは「気づき」に基づいています
自己自身への気づき、認識者自身への気づき、知覚者自身への気づきです
この気づきは努力なしには得られません
気づきへの「気づき」は超努力の成果なのです
うっとりと魅了される周囲の魅力的なものごとを捨て置き
ひたすら目の内側、意識の中心に注意を反転照射しなければなりません
これは努力です
絶え間のない超努力です