本当の自分(自己)は、目のうしろ、視床から松果腺のあたりに存在します。 ここから目を通して見ています。 今、この文字を見ている「者」に気づいてください。 目の内側から、目というレンズを通して文字を見ている 「意識」に注意を反転してください。 「気づき」自身に気づいてください。 通常、私たちは「自己」自身にまったく気づかぬまま、 外的状況に同一化して日々を過ごしています。 そして、ほとんどの人は、そのまま一生を終えて行きます。 最後に残るのは「自己」のみです。 自己想起を通して獲得した「自己」と「意識」が、 死後にも頼りになる唯一の砦です。 口座に富を蓄え、豪邸を建ててもあの世にはひとつも持っていけませんが、 「意識」は永遠です。 それこそが無限、永遠の富です。 やがては消えゆく、一過性の魅惑にとらわれず、 永遠に続く真実のやすらぎを手にしてください。 それが真の「幸福」であり、真の「勝利」なのです。 世の偽りの繁栄に迷わされずにいてください。