一般に「自己想起」は勘違いされているかもしれません 自分の肉体に起きる反応や、呼吸、思考といった事柄に 気づいていることを「自己想起」と思っているようです しかし、思考や呼吸、肌の感触なども すべて「自己」から見れば外部世界の現象に過ぎません 肉体は「自己」ではないのです 「自己」とはそれらの内側に在って 言葉なくただじっと見つめている者です 彼には言葉はありません 彼はフィーリングを通して物事に接します 「自己想起」とはその「彼」に気づくことです 「彼」とは自我(自分)から見た場合の呼称で 真我から見れば「私」そのものです 「私」が「私」自身に気づいていること 「自己」が「自己」自身に気づいていること それが「自己想起」です