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4月, 2017の投稿を表示しています
悟り(覚醒)とは脳が脳自身に気づいていること
気づいたらこまめに意識を引き戻す この丹念な積み重ね
マハラジの言葉は神ご自身の言葉です 神がニサルガダッタ・マハラジというひとりの人物の口を借り語っているのです 私は神ご自身の声を初めて聴きました
心を尽くし身を尽くし、汝の内なる主を求めなさい *あなたの目の内側の主体に注意を向けなさい
今、このディスプレイを見ている自分にハッと気づいてください 椅子に座り文字を目で追っているあなた自身にです どのような姿勢ですか? 椅子の感触は? あるいは接地した足裏の感触は? 鼻を抜ける呼吸に気づいてください 自分が何かを考えていることに気づいてください 次に、それらに気づいている「意識」に気づいてください 私たちの目の内側、頭の中にはすべてに気づいている「意識」が在ります その「意識」自体に注意を向けてください 「認識者」を認識してください 中心の「主体」に注意を反転してください そして「自己」自身への気づきを保ってください これが「自己」を想い起こすこと すなわち「自己想起 - Self Remembering」です
もしあなたの注意深さが深く、揺るぎなく、つねに源を向いているなら、 それは徐々に上昇し、突然それが源となるのだ マインドではなく、気づきに仕事をまかせなさい マインドはこの仕事に適した道具ではないのだ 永遠は永遠によってのみ到達できる あなたの身体とマインドはともに時間に支配されている ただ気づきだけが時間を超えている。それは今でさえ超えている 気づきのなかで、あなたは事実に直面する 実在は事実を好むのだ -  ニサルガダッタ・マハラジ
「自己」に気づき、それとひとつになることが答えです そして、ひとつになる方法は、ひたすらそれを想い起こすことです しかし問題は、当初人間には思い起こすべき「自己」が存在しないことです 正確には「存在しているものの、機能していない」ということです ですからまずは、半停止状態の「自己」を起動させる必要があります 起動させ、一定量「自己」の砦を築く必要があります それを取っ掛かりにして、思い起こすことで「自己」を大きくしていきます 何もない太平洋に最初の噴火が起こり、そこを拠点に島ができていくようなものです ひと度取っ掛かりとしての「自己」が機能し始めれば あとは想起が比較的楽になります (とは言え決して自動的には起こりません) 「自己想起」は最初に、思い出すべき「起点」を生み出す作業が最も困難なのです
通常、「自分に気づく」とひと口に言う場合 自分の姿勢や行為、動作への気づきを指しています あるいは自分の思考や呼吸、感触など 自分の肉体に纏わる事柄に対してです しかし、覚醒に至る気づきはもう一歩進めて それらに気づいている「主体」自身への気づきが求められます 私たちの目の内側には、周囲のすべてに気づいている「意識」があります しかし、私たちは「意識」自身には気づいていません これが霊的な「眠り」であり、一般的な人類の在り方です 「気づき」に対する気づきが覚醒への鍵です 「自己」は眉間の奥、脳の中心にあります 眉間への注意を保つことは、その入り口にはなります しかし、眉間の奥の「主体」への気づきを保つことは さらにダイレクトな覚醒への力になります この文字を目で追っている「者自身」への注意の反転です 「者自身」は純粋に「意識体」です
喧騒の最中にあって 油断なき気づきと共に 中心の静謐さを保つ
私たちは100年後の子供たちのために働いています 私たちの作業が即座に実を結び、覚醒した世界が実現することはないでしょう しかし、いつか来る開花した真実の世界のために その種を蒔くことはできます みなさんの一瞬一瞬の気づきが、未来へ続く轍となっていくのです
私たちの正体は、肉体という生体ロボットを操縦する「意識体」です それは脳の中心に位置します そこから目というレンズを通して、今この文字を読んでいます 文字から「意識体」自身に注意を反転させてください 目の内側の「意識体」自身に気づいていてください
人間は常にマインドという名の監獄に囚われています 人の頭脳は絶え間なく考え続けひと時も休む間がありません そして人は自らが考え続けている事実にも気づいていません この監獄から脱出する唯一の方法、それが「自己想起」です 「自己」に対する気づきのないマインドは延々と繰り言のように考え続けます 考えても答えなどないのに考え続けます しかし、思考を相手にしても止めることはできません かえって絡めとられるだけです 思考を相手にせずに、その内側に在る思考以前のポイント すなわち気づいている「意識」それ自身に注意を向けるのです 「自己」自身に気づき続けるのです 失っては取り戻し、また失っては取り戻しを繰り返しながら 人は少しずつ「自己」への気づきを深めていきます マインドという監獄から脱出するには、この作業をひたすら続けるしかありません 「自己想起」がハンマー 内側へと掘り進める唯一の道具です 作業は気が遠くなるほど険しく、ゴールには容易く届きません しかし、意志と信念と忍耐、超努力が脱出口へと導いてくれます 実際のところ「自己想起」に必要なのは「決意」と「実行」のみなのです それを貫いた者だけが「自由」を手に入れます そこから真実の「人生」が始まるのです
                 主体
いつでも「自己」に気づいていなさい
「自分に気づく」という言葉を使う時、大抵は自分の行為への気づきを指します または自分の思考への気づき、呼吸への気づきなど 自分の今の身体の状態への気づきを意味します しかしそれは「自己想起」ではありません 自己想起ではむしろ、気づきそのものに注意を向けます 「自己」とは目の内側から見ている者です 今、この文字を目を通して見ている者 それが「あなた自身」であり、それ自身への気づきが「自己想起」です
瞑想の本質とは自己自身への気づきです 目を閉じ座っている時だけが瞑想ではありません 生活のすべてが瞑想になり得るのです
思考や呼吸、また自らの行為や感触といった身体への気づきは第2の気づき それらに気づいている内側の意識、それ自身に気づくのが第3の気づきです 覚醒と変容をもたらすのは第3の気づきのキープと定着です 特定の限られた時間のみではなく、四六時中気づいていなければなりません
朝目覚めて、ベッドからいきなり起き上がるのではなく しばらく目を閉じたまま注意を意識の中心に向けてください 目の内側、眉間の奥にある主体、自己自身にです 中心にアクセスし、しっかりとつながりをもってください 寝起きはマインドの活動が鈍く、雑念も比較的少ないです この好機に一気に中心とのつながりを強めるのです そしてその状態をキープしたまま、その日の行動に移ってください